医療保険

　医療保険は、病気やけがで入院や手術をした時に支払われる保険です。

医療保険は「掛け捨て型」で割安な保険料が主流です。
「掛け捨て型」でない保険もありますが、保険料は割高になります。

保険期間

　一生涯保障をするものと一定期間保障するものがあります。
入院の保障は一生涯必要という意向が多く、終身タイプの人気があります。

払込期間

全期払い……保険期間、保険料を払い込むタイプ、保険料は安い。
短期払い……保険期間より短い期間で保険料を払いこむタイプ、保険料は高い。

保障のタイプ

＊「入院日数払い」……入院日額×入院日数。

＊「一時金タイプ」……定額給付（入院日数に関わらず支払われる）。

＊「実費補償型」　……医療機関に払う実費分を補償するタイプ。

大別すると上記の形になって来るのかと思います。

基本保障

　基本保障にも違いがあり、例えば入院日数で払われるタイプは1入院での保障する日数を選択できます。保険会社により30日型・60日型・120日型等あります。
一時金タイプも、1回支払われた後は、退院日から180日の間をあけてから2回目の支払いになる商品や、入院から80日の間をあけてから2回目の支払いになる商品等違いがあります。

手術給付金

　主なところでは、入院日額の5倍・10倍・20倍・40倍と種類によって金額の変わる商品や、入院中は一律20倍の支払いで日帰り手術は5倍の支払いになる商品等各社特徴があります。
また、保険に付加する「特約」が各社で色々あり自分の得たい保障を見極めて、なおかつ同じ特約でも保障内容が思ったよりも違ったりするので、ご自身でしっかり比較するか保険のプロに相談してからの加入がお勧めです。

主な特約

全部は記載できませんが代表的なものをいくつか記載します。

先進医療特約
公的健康保険の対象外となる先進医療を受けた時に、実費分が支払われる特約です。

女性疾病特約
会社の指定した女性疾病で入院した際に支払われる特約です。
（会社によって女性疾病の範囲が結構違います）

三大疾病一時金 （特定疾病一時金）ガン・心臓・脳の保障
三大疾病で会社所定の状態になられた時に支払われる一時金です。
特約によって1年に1度や、2年に1度、1回のみ支払いという違いや、三大疾病の定義が、ガンでも悪性新生物が対象、上皮内新生物も併せて対象など違いがあり、心臓は急性心筋梗塞が対象と心疾患が対象との違い、脳は脳卒中が対象と脳血管疾患が対象という違いがあったりします。また、支払われ方にも違いがあり、対象の疾病で1日入院しただけで支払われたり、20日以上の継続入院や手術が条件だったり、60日以上の労働制限や後遺障害が条件だったりと違いがあります。

主な特約だけを記載しましたが他にも介護や認知症、死亡保障や保険料払込免除等色々ありますので必要なものを選択すると良いでしょう。

保険料も大事だけど保障で考えて

　ただ、一つ一つの特約の保険料は100円単位のものが多く、その位ならと付帯していく事によって月額の保険料が例えば800円高くなったとしても、払込期間がもし30年あったらば、約29万円も多く払うことになります。この保険はほとんどの場合掛け捨て型になりますので、本当にその特約が必要なのかどうか、保険料が安いからではなく「保障が必要か？」で考えられると良いでしょう。
　自分の要望を専門家に伝えて、自分の要望に沿った提案をしてくれる専門家に相談したいですね。