マイホーム。これが人生で一番高い買い物だという方が殆どではないでしょうか。
その大事な家を守るための保険になります。この保険は、基本的には「建物」、あるいは「家財」、その両方に掛けるものになります。
分類としては「火災保険」になりますが、補償の範囲は基本が、火災・落雷・破裂・爆発になっていて、他に水災・風災・雪災・雹災・盗難・建物外部からの飛来落下・不測かつ突発的な事故と補償を選択することができます。
選択した補償によりいざという時に補償されたりされなかったりという事になります。補償を簡単に説明していきます。
文字通り火災での損害に対しての補償です。ただし、地震が原因の火災は対象外。
雷による損害、爆発等による損害に対しての補償です。
洪水による床上浸水や大雨による土砂崩れ等による損害を補償します。
台風や竜巻による風で損害を受けた場合や、大雪や雹による損害を補償します。
泥棒の侵入に際して窓やカギを壊されたり家の中を汚された損害の補償です。
家財の補償も選択していると、盗まれた金品も補償されます。(限度もあります)
建物外から物が飛んできたり飛び込んできて損害を受けた時の補償です。
ご自身やご家族が、例えば物を運んでいる時にバランスを崩し、偶然ドアにあたりドアが壊れてしまった時等、偶然な事故により損害を受けた場合の補償です。
主な補償は以上になりますが、このほかにも火元になってしまって他の家に類焼させた時の補償、賃貸の場合に部屋に対する賠償の補償等ありますので、ニーズに合わせてお選びください。
保険金の支払いで1番件数が多いのが、水災・風災・雪災等になります。
例えば損害保険協会の取りまとめによると、2019年の台風15号・19号及び10月25日の大雨の3つの災害で、東京・千葉・神奈川1都2県への支払いだけで、4,600億円を超えています。この金額は2016年の熊本地震での地震保険の支払額約3,880億円を大きく上回る金額です。
水災を付加するかどうかで迷う方も多いのですが、川は離れていても、排水溝からの逆流で水があふれる様な都市型水災も多く見受けられるような現状もあり、また洪水だけでなく土砂崩れ等による損害も水災での支払いですので、川だけでなく山や傾斜地が近くにないかにも気を付けて、ハザードマップで確認するなどしてから決められると良いでしょう。
一昔前は「35年一括払い」というのがありましたが、今では10年が最長になっています。会社によってはそれ際もできない会社もあります。これは最近の自然災害は以前とは違い風雨の強さが増していて、保険会社の支払いも毎年多くなってきているので、今の料率で将来までを補償するのはリスクが大きすぎるというのが原因です。今後は現在10年の保険期間で加入できる会社もできなくなっていくのかもしれません。
皆さんの考え方で選択する補償は違ってきます。基本掛け捨て型が殆どですので是非ご相談をされてからの加入が良いと思います。
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